旬の樹木特集

NURSERY YAMADA 2020年4月号

満開だった桜が散り緑が芽吹いてきた時期になりました。
こんにちは!NURSERY YAMADAの広報担当者ですヾ(≧▽≦)ノ
ぽかぽか陽気でいざ外出!っと言いたいところですけど、緊急事態宣言が出ましたので外出自粛の日々を送られてる方々も多くおられるでしょう。
今はコロナ終息に向けて、みんなで一丸になって行動すべき時だと思いますので、頑張って乗り越えていきましょう!
そんな皆様に少しでも癒しを与えられたらと思い、今月号も植木の紹介をお届けできればと思いますので、よければ最後までお付き合いしていただければ幸いです(^^♪

では早速、今月も2品種ご用意いたしました!

・アオキピクチュラータ
・ヤマブキ

こちらをご紹介していきたいと思います!
まずはアオキピクチュラータからいってみましょー!

*アオキピクチュラータの基本情報*

科名・属名:アオキ科アオキ属
花期:3月下旬~5月上旬
花色:紫
花言葉:初志貫徹、若く美しく、変わらぬ愛、永遠の愛

日陰の救世主と言われ、丈夫な木でもあり、日照不足や湿気もほとんど悩まされることがないアオキ。
名前の由来として、年間を通して緑色の葉をつけることからアオキと名付けられました。
長楕円形の葉はしっかりとした厚みと縁に粗い鋸歯があり、葉の表面は艶のある光沢があります。
アオキの中にもいくつかの斑入り品種があり、覆輪斑入り、星模様の斑入りなどがあり、ピクチュラータは黄色~クリーム色の中斑入りが特徴的です。
アオキの葉は抗菌作用がある為、火傷、しもやけ、凍傷などの幹部に当てることで生薬としての効能を発揮します。
また、煎じたアオキの葉は下剤にもなるそうです。
3月下旬から5月上旬かけて円錐状に集まった花を枝先から咲かせ、その後実をつけます。
でき始めは緑色の実になりますが、熟していくと鮮やかな赤色に変わります。
アオキは病害虫の少ない丈夫な樹木ではありますが、風通しが悪くなるとカイガラムシが発生することもあるので剪定が必要になってきます。

日本の古来種とされるアオキは全国にも自生し、海外でも人気を集めています。
元々緑葉だったアオキは海外にて改良品種が生み出され、近年では日本での逆輸入が増えつつあるそうです。
アオキの花は基本的に目立ちにくく、その分存在感のある光沢の葉を楽しめられます。
アオキ自体は実をつける品種になりますが、斑入り品種は実付きがよくなく、ピクチュラータもその一つになります。
日陰に強いアオキは、真夏などの強すぎる日照に当たりすぎると葉焼けを起こし、黒くなることがあります。
他の葉っぱにも移ることがあるので、その前に切り取るなどの対処をした方が良いです。
落葉はせず、年間青々とした葉っぱを楽しむことができますので、家の日陰が寂しいなという方にオススメです(*´▽`*)

さて、お次にヤマブキのご紹介に移りたいと思います!

*ヤマブキの基本情報*

科名・属名:バラ科ヤマブキ属
花期:4月~5月
花色:黄色(山吹色)
花言葉:気品、崇高、金運

日本や中国に分布する落葉性の低木で、山地の水辺や湿気を好む品種。
細くしなやかな枝に鋸歯のはっきりした卵形の葉をつけ、暖かい春になると枝に沿って濃厚な黄色い花を咲かせ、陽に照らされた姿は煌めくような美しい姿を見せます。
一般的には花びらが5枚の一重が基本になりますが、八重咲きのものあります。
しなやかな枝が風に吹かれて揺れた姿から『山振り』などの言葉が転じて『山吹(ヤマブキ)』となった説があるそうです。
この他にも『山春黄(やまはるき)』から変化したとも言われています。
美しい花を咲かせることから古い時代から親しまれており、万葉集ではヤマブキのことを『恋の花』という愛しい人の面影としての表現で詠まれているそうです。
万葉集だけでなく和歌でも詠まれていて、山吹は春の季語としても有名です。

ヤマブキは自然に樹形がまとまり、枝を切る必要性はそれほどではないですが、3~5年ほどの年月が経つと花付きが悪くなることがあります。
その為、花が咲き終わった後に早めに取り除いていくなどしていった方が翌年以降も楽しめられます。
ヤマブキには暗褐色の実がなりますが、実をつけるのは一重になり、八重は実がなりません。
皆様は時代劇の悪代官と越後屋のやり取りにて『山吹色のお菓子』という単語を聞いたことはありますでしょうか?
この『山吹色のお菓子』というのは、昔の賄賂の名称の一つになり、小判の色がヤマブキの黄金のような花色に似ていることから来ているそうです。
実際に『山吹色のお菓子』という菓子折りの商品が販売されているそうで、気になる方は一度調べてみるのも良いかと思われます(*´▽`*)

春の醍醐味と言えば、いろんな木々や花々が新芽や開花する時期になるかと思います。
お花見、ピクニック、とても楽しい行事がたくさんありますよね。
今年は外出自粛の影響もあってお出かけもままならなく、寂しい思いをされてる方、生活的にも経済的にもお苦しい方、大勢いらっしゃることでしょう。
今は辛抱の時です。
大変かと思いますが、いち早くコロナ終息に向けて皆さんと一緒に乗り越えていければと思いますので、頑張っていきましょう!

今月号は以上となります!
更新が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
次回更新日は5/15を予定しておりますので、また次号も楽しみにしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします(*^▽^*)
それでは次回にてお会いしましょ~!ではでは~ ^^) _旦~~